textbox.jp :: ネタ帳(旧)

Ads

Neta

« 060604 :: シンドラーのエレベータってTOP060612 :: 細かいあれこれ、最後尾うちわ »

RSS1.0] 

060609 :: メーカとメンテ屋

件のエレベータ事故に関して、事故原因が諸説あるようですが、どうにもメンテ屋の定期点検に問題あったんじゃないかと思う今日この頃。

celes氏の教授は、設置環境に対応出来ていない事による制御機器への悪影響が原因ではないかと指摘してます。

点検を受け持っていたエンジニア氏曰く、日頃からブレーキが甘かったという指摘が報道されてましたが、

  • 制御機器の些細な動作不良によりオーバーランやドア開閉の不具合が発生
  • 点検を依頼されたメンテ屋(SECとか日本電力サービスとか)が確認してみるも、メーカのエンジニアではないために具体的な原因の解明が難しく、とりあえず急場凌ぎでブレーキ圧などの調整でフォロー。
  • 根本的な解決をしていないので、別の些細な要因によって再びトラブル→仮補修の繰り返し。
  • ブレーキの劣化やその他二次的な原因により事故発生。

という流れではないかなと思うわけです。妄想なのでお間違いのなきよう……。
ただ、維持管理をメーカやメーカ公認の技術者教育を行っているメンテ屋が行わないというのは、こと乗り物に関してはとても恐ろしい事なのです。言うなれば、そのメーカの機器に対しては素人集団なわけで。

ただそうなると、シンドラー日本法人がメンテしていた東工大J2棟の事例はどうなのよ? ということになりますが、日本法人のエンジニアも結局ノウハウ不足だったんじゃないの? とか思ってしまう次第。

で、なんで独立系メンテ屋の事をこう言い切ってしまうのかと言うと、こんな記事も。

 全国18社のエレベーター保守専門業者でつくる「エレベーター保守事業協同組合」(豊島区)は7日、事故防止の徹底と、エレベーターメーカーの技術情報の公開を求める申立書を国交省に提出した。

 申立書は「エレベーター業界は非常に閉鎖的で、メーカーは自社の保守業者以外にはあらゆる情報を秘匿する。技術的な情報は一切公開されない」などと批判。「業界の状態の是正」を求めた。

エレベーター事故 都営住宅でも不具合[asahi.com :: 2006年06月07日15時37分]

クリティカルな箇所に特許技術が使用され、それがシェア競争のネタにもなるわけで、そんな大事な情報を易々と供与するはずも無いのは当然の事。
むしろ「あらゆるメーカの保守に対応!」と鼻息荒く営業して保守の仕事をメーカから分捕っておきながら、いざ保守を担当したら分からないけどとりあえず弄ってその場しのぎをするとか、このメーカの技術情報が無いのでできませんとか、厚顔無恥とはこの事でしょうか。

今住んでる賃貸マンションのエレベータで2週ほど前、機械室の一部機器の過熱と思われる火災報知器作動が続けて2件発生したのですが、メンテ屋の入念な点検が入った形跡は見当たらず。
今回の事件によるものか、火災報知器の件か、メーカ(ここはOTIS)による点検のお知らせが掲示されてましたが、今後も以前と同様のメンテ屋の保守による手抜き運用が続くのかと思うと、不安で仕方がありませぬ……。

そういえば、親が管理しているマンションのエレベータ(ここもOTIS)の保守業務が、メーカからSECに変わったそうですが(費用の安さとエレベータ内の防犯カメラサービスがあるらしい)、今まで故障無しで10年以上動いているとはいえ、ここに任せて良いのか些か不安……。

[ Posted at 2006/06/09 00:00 ]

Comment

Backnumber

Category

Archive